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El Topo

「エル.トポ」の40周年記念デジタルリマスター上映とジョンレノンミュージアムの閉館が単なる偶然だと僕には到底思えない。
オノヨーコ氏の声明を聞いてそれはより確信めいたものとなり、真実味を帯びた。

http://www.taisei.co.jp/MungoBlobs/490/206/10020401.pdf

「ジョンの魂は動かなければ死んでしまう」


この台詞は1969年深夜興行のみにもかかわらず
公開されるやいなや瞬く間に著名人やアーティスト、クリエイター等一部の間で崇められ
存在自体がもはや伝説と化しているカルト映画「エル.トポ」にて描かれている<魂の輪廻と還元、真理と涅槃>
に一致するように思われたからだ。

ジョンレノンもまた例外ではなく生前この怪奇映画を絶賛した一人だった。
むしろ彼はこの得体のしれない作品を溺愛し
「他の誰にも観せたくない」との理由から次作「ホーリーマウンテン」と合わせて45万ドルで興行権を買い取っているのだ。

その「エル.トポ」が今年の秋、40年の時を経て装い新たに生まれ変わり
ほぼ同時にさいたまに居を構えたジョンレノンミュージアムもまたその歴史に幕を閉じたのである。
その指揮をとっていたのは果たして..

大方の物語やエピソードについてはwikipedia等をご参照いただきたいとして
ざっくり説明すると
「エル.トポ」は西部劇の体裁をとりながらも西洋的な神の不在を問うアヴァンギャルドな前半と
真理に到達し、ついには継承されるまでを描いた数奇な後半から成る東洋思想映画といえる。

タッチは縦横無尽なフェリーニの「サテリコン」を彷彿とさせるが、より実験的で闇雲である。
本物の動物の死骸やフリークスの群れが画面を産め尽くすものの主人公の語り口は沈静そのもの。
そのバランスが不思議と神妙でさえあり、より一層ゲテモノ風味を強めているといって差し支えないだろう。


では一本のカルト映画がなぜここまでクリエイター達を熱狂させるのだろうか。


さっそく先日渋谷のヒューマントラストにて同作品を鑑賞してきたが
その放埒さは思いもよらず僕の髄をしゃぶり尽くし、心の奥底に大胆な爪跡を残した挙句いまだに強烈な腐臭を放ちながら居座っている。
前回VHSで観た時からは考えられないほど鮮烈に。


縦長なバスのような不健全な劇場に申し訳程度のスクリーン。
そこに駆けつける熱心な映画ファン達は
共に言葉を交わすことはないにしても、唯一無二の映画体験を通し
どんな形であれそれぞれの心に新たな詩を灯すのだろう。

そしてまたもや実感する。他人の目を通してでしか真理に達することはできないのかと。

アンダーグラウンド、ザ.セル、デッドマン..etc
現代のあらゆる作品の源流とも呼べる一本の映画はどのようにして産声をあげることになったのか。

この作品との対峙はしばらく続きそうだ。

興味を持たれた方は是非とも劇場へ!



m.hayashi

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